宏道会案内人2021年9月11日2 分腹が決まらないと呼吸が胸に来る(下) ~小川忠太郎先生剣道話(70)~その修行(前段の、「『打とう』と思うと崩れちゃう。相手が恐ろしいと思うと胸に来ちゃう。その状態を、すぐ腹と腰に収める。それが修行だ。」を指す。)をしっかりやっていないと、上がったら、上がったきりで収まらない。収まりさえすれば「ズッ」と行ける。...
宏道会案内人2021年9月10日2 分腹が決まらないと呼吸が胸に来る(上) ~小川忠太郎先生剣道話(69)~〇〇先生は、切り返しの時に右手に力が入っている。剣道をやっていると癖がつくからね。 右手の力を抜いて、肩の力を抜く。 右手の力を抜くことと関係のあることだが、左足を真っ直ぐにする。道を歩くように。左足で立っているくらいでちょうどいい。 その一番の基礎が「法定の形」なんだ。...
宏道会案内人2021年9月9日2 分持田先生は国の宝~小川忠太郎先生剣道話(68)~持田先生〈注1〉は国の宝だ。人間の素質がいいんだ。こういう人は珍しい。 誰でも普通の人は、名利を目標として生活している。それが当たり前、それでいいんだが、あの先生にはそういう観念がないんだ。だから、修行がどんどん進むんだ。...
宏道会案内人2021年9月8日3 分命懸けの所では「ゆったり」と(下)~小川忠太郎先生剣道話(67)~僕が歳をとっても忙しいのはね、国士舘に勤めていた時には国士舘以外にはいかなかった。そこで全力を上げた。 45歳の時、終戦で剣道は禁止になった。それまで、29歳から16年間国士舘で剣道を教えた。その時教えたものが、もう70歳を越えていますよ。若いのでも50歳を越えている。...