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執筆者の写真宏道会案内人

「溝をばズンと飛べ…」 小川忠太郎先生剣道話(40)

小川忠太郎先生剣道話(40)~「溝をばズンと飛べ…」~

日常生活でも、その心の乱れないところから色々な「はたらき」が出るわけだ。こっちが「ぐずぐず」じゃ駄目なんだ。 だから、剣先を合わせないところで、打とうと思ったときに「パーン」と打てるようにならなくちゃ。 それを、「打って行くと突かれはしないか」などと思うと、自分が乱れちゃう。乱れちゃえば、なにをやっても駄目だ。こっちが弱っちゃうもの。 思ったときは「パン」。だから、沢庵がそこのところを説明して、「溝をばズンと飛べ、危うしと思えばはまるぞ」。いいからかんにやれば、落っこっちゃう。思い切って「ズン」と。 剣道は理論でなく、実際にやれるから有り難い。 その「段取り」として、切り返し、掛かり稽古で自分の統一をする。思った通りに動ける体を作る。 そうやって行くと、剣道がますます深くなる。 (以下、次回の『自分が透明になる』と内容がつながる) 昭和55年7月 (『小川忠太郎先生剣道話 第一巻』より) タイトル、構成…栗山令道

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