『令和2年宏道会互礼会挨拶』
師範 栗山 令道
新年 明けましておめでとうございます
昨年末、宏道会では寒稽古に40名ほどの参加があり、30日の一刀流遍稽古では2名が10時間の立ち切り誓願をし、21名が仕太刀として掛かっていきました。
そして2名とも立派に立ち切ることが出来ました。
これは、立ち切り誓願をした2名の「発憤」に皆が感応した成果です。
宏道会はこの「発憤」と「感応」を繰り返して今日が有るわけです。
さて、本年最も大きく発憤して、皆を引っ張っていく人は誰でしょうか?!
楽しみにしています!
「発憤して食を忘る」。
『論語』のこの孔子の言葉は、まあ、一般的な解釈では、「発憤して夢中になって、食事を1~2食忘れてしまう」といったほどのものでしょうが、小川忠太郎先生の解釈は違います。
「『食を忘る』とは『死ぬ』ということだ。
つまり、死よりも、命よりも大事なことがある!ということだ」。
そのように言われました。
そして、小川先生は80を過ぎても90を過ぎても、
死ぬまで発憤されていました。
いわく、「僕は毎日発憤」と。
宏道会の会員は、その小川忠太郎先生に感応して、年齢に関係なく、本年は全員で発憤して、益々盛り上げていきましょう!
合掌
令和2年1月3日 宏道会剣道場にて
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