暖冬とはいえ、冬の剣道場は寒い。剣道着・袴姿にマフラーを巻いて、元気な声で岡根谷無刀会長に挨拶をする子どもたち。
昨日(平成28年1月7日)は、2016年新年最初の木曜日、宏道会子どもたちの初稽古だった。
号令をかけるのは、この道場で育った無刀会長。小学4年生の時から、あの小川忠太郎先生に薫陶を受け、その恩返しをしたいと念じて忙しい仕事の合間を縫って子どもたちの指導に当たる。 この日は、師範の千鈞庵佐瀬霞山老師が福岡に出張で不在のため、指導者1人に対して子どもたちは9人。もう一人、自身の基本稽古も兼ねて河合知韻さんが毎回子どもたちに優しく微笑みかけて稽古を盛り上げてくださっている。 子どもたちは寒さを吹き飛ばすような元気な声で基本の素振りにたっぷり時間をかけて、切り返しを何度も何度も往復していた。 稽古の始めと終わりは、宏道会の目標を唱える。「宏道会2016年の目標、励まし合って切磋琢磨する!」 腹の底から声を出して全身の筋肉を使いきった子どもたちは、その充実感でいっぱいの様子。来たときよりもひと回りもふた回りも大きくなって、それぞれの家路についた。 剣外 拝
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