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執筆者の写真宏道会案内人

深く耕して堆肥をやらなくちゃ 小川忠太郎先生剣道話(34)

小川忠太郎先生剣道話(34)~深く耕して堆肥をやらなくちゃ~

みんな、有志稽古を始めると言っていたが、まだ始めないのか? 稽古が足りないんだよ。今が一番伸びる時だから、基礎をうんとやる。切り返し、掛かり稽古をな。 畑で言えば、堆肥だ。それで土地を肥やさなければ駄目だ。 そうすると枝が良くなる。痩せ土じゃ駄目だ。 農家の人を見てごらんなさい。秋に、こんなに堆肥をやる。 同じ麦を蒔いて、5月頃までは同じなんだよ。実る時になると、違ってくる。 そういうものだね。種は同じなんです。 こわいものだね。これをやらなきゃ。深く耕して堆肥をやらなくちゃね。 谷風は「お相撲さんは、数えの33の明けの鐘が鳴るまで伸びる。だから独身で努力しろ」と言ってる。伸びる時期なんだ。 それは剣道ばかりじゃないよ。なにをやっても一番伸びる時期だ。 その代わり、何をやっても面白いからな。遊んじゃっても面白い。 剣道は二人あれば出来る。座禅は一人で出来るからな。 それで、最初、1年続けるといい。1年はなかなか続かないよ。たいてい、続いて半年ぐらい。 あまり先のことまで考えない。1年やろうということで始めることが大事。 昭和55年5月 (『小川忠太郎先生剣道話 第一巻』より) タイトル、構成…栗山令道

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