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考案! 栗の「鬼皮煮」

ここ1ヶ月余り、毎朝のように自宅の隣りにある実家の栗林に入っては、栗拾い、栗採りに興じてきた。 大きな紙袋に炭バサミがあれば、イガごと次々と袋に入れていき、あっという間に満杯になる。そのまま自宅庭の片隅に持ち帰って両足と炭バサミを使ってゆっくりと身ぐるみを剥がすのだ。 落ちてないイガ栗も、イガが茶色味がかっているものはほとんどイガが割れていて中の栗の実が栗色の顔を覗かせており、そういうイガ栗は炭バサミで挟んでちょっとヒネルと簡単にもぎることができる。 有り余る栗を人にあげたり塩ゆでしたりしているうちに、フト思った。塩ゆでしてはスプーンで食べるために包丁で半分にしてきた栗。白い中身があらわとなった半栗。これをそのまま甘く煮てはどうだろう? さながら手間のない「渋皮煮」のように。 渋皮煮は手間がかかる。まして栗がふんだんに採れるのをいいことに作る量を欲張って、「二度と作りたくない」と閉口した昨年の、自身の思いもまだ記憶に新しい。              私の姉などは、大昔に一度だけ挑戦した時のことを思い出して、「気が狂うほどだった」と述懐したほどだ。 渋皮煮を、愚痴ひとつ言わずに毎年繰り返す御仁を尊敬する。 鬼皮煮の作り方は簡単だ。塩ゆでして半分に割った栗を砂糖で30分ほど煮るだけ。火を止めて好みでブランデーを一回り注いで、冷めるのを待つだけ。 しっかり味を染みさせたいなら冷蔵庫で2~3日眠らせるだけ。 今のところ好評。食べ方はスプーンに限らない。ゆで栗を半分にするとき、鬼皮にほんの少し包丁で切り込みを入れておくと、柔らかくなっている鬼皮も簡単に指先で剥け、渋皮ごと食べることもできる。 10月1日月曜日に自然湧命会に整体の御予約をいただいている方々には是非ご試食をしていただこうと……。 さて、ここで栗の実の構造の種明かし。 実は、栗の実の部分は表面の鬼皮と言われる硬いところと、その内側の渋皮のところまで。その内側の白くて美味しいところは種。 ビッ栗しタネ。 栗の「鬼皮煮」。話しの種になれば幸い



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